シアワセな家族のカタチ

2021年、2023年に娘二人の中学受験を経験したアラフィフパパです。日々の思い出や考えを記録していきます。

百ます計算は素晴らしい

妹ちゃんは本当に計算ができませんでした。

ちょっと前まで、例えば

12−5 とか 7+4とかを平気で間違えますし、4+3とかも指を折って数える有り様でした。

 

どうすればいいんだろうなぁと色んな方々のブログを読んでたどり着いたのが

 

 

 

 でした。

 

とにかく単純な計算をひたすらやることで、答えを覚えてしまうくらいまでになってしまえばいい(例えば8+5=13なんて数えるものでもないでしょう)と考えました。

 

小4の9月ころから始めてひたすら毎日、1日1ページやりました。

結果は・・・・

 

マシになったんじゃない?

 

少なくとも指を折ることはなくなりました。計算も少しは早くなりました。

たまに奇襲攻撃的に

「13+28は?」

みたいに聞いてみますが、まず間違えません。

 

多分計算ができるようになったんじゃなくて、あまりに何回も同じ単純計算をやったことで、体が覚えてくれたのでしょう。

 

ただ・・・

 

それでもケアレスミスが本番では出てしまう(涙)

 

まあ実力と思って半ばあきらめていますが、ゆっくりとでも成長は感じられるので、焦らず、少しずつ進んで行きましょう。

 

ちなみに小5〜6の受験生がやるなら2桁と1桁の100ます計算をやったほうがいい気がします。これが体にしみつくと、多分2桁かける2桁の掛け算は暗算でできるようになるんじゃないかなと思います。

 

例えば

37×45

と聞かれたときに、

37×4=148

37×5=185

だから37×45=1480+185=1665

という風に頭で計算できるようになります。これができるようになるとかなり時間が短縮できるんじゃないかなと思ってます。また、3桁×2桁(円周率とか使う計算とか)の掛け算とかもおそらく相当早く正確にできるようになると思います。3.14の段を覚えてもいいのだと思いますが。

 

ちなみに3.14の段も別に覚えなくても暗算でできるようになるんじゃないかなと思います。

3.14×5=15+0.14×5=15+0.7=15.7

3.14×8=3×8+0.14×8=24+1.12=25.12

3.14×12=31.4+3.14×2=31.4+6.28=37.68

(式で書くとめんどくさいですが、感覚がわかればパッと出せると思います)

 

1年後に妹ちゃんがここまで到達できるように嫌がられながらも時々奇襲計算攻撃を仕掛けようと思います。でも突然「26×34は?」とか聞くパパは嫌われそうですねぇ。

 

 

 

 

SAPIXに入れない

 我が家は姉妹二人ともに小3になったときにSAPIXに入りました。

 

 一般的な中学受験のカリキュラムは小4になるときから始まるので、1年早く入っていますが、その理由は単純明快で

 

 小4からだと入塾テストに落ちるだろ

 

というものでした。

 

深い考えがあったわけではなく、単に小4からだと入りにくそうと言う直感があったのと、特に他に習い事もしてないので週1回くらい塾に行ってもいっか、と言う思いがあったからですが、我が家にとってはラッキーだったようです。

 

今はもうSAPIXに入ることすら至難の業になってしまってるんですね・・・。SAPIXに入るための塾もあるとか?妹の同級生も何人か小4になってから入塾テストを受けました(受けられるだけ枠があるということでラッキーみたいです)が、ことごとく不合格で、SAPIXに入るのを諦めた方が多いようです。

 

 

塾の低学年化について語るほど教育に対しての哲学があったりするわけではないので、その是非については書けませんが、なんかすごい時代になってきたなぁと思います。公立中学、高校受験への不安や都内の小学生の中学受験する割合なんかが大きく影響しているんでしょうね。

 

また、黒木先生が言ってた

「凡人こそ中学受験をするべき」

という意見は最初何言ってんだと思ってましたが、何となく最近理解できてきました。

たしかに費用対効果という点において「勉強」は非常に優れた「習い事」だと言えるんでしょう。日本において、ある程度の学歴はまだもうしばらくは人生においては有利に働きそうです。

 

自分はSAPIXに入塾しているのでなんとも言いにくいのですが、

 

塾に入ること、そこで上のコースにいくことが中学受験の目標ではない

 

と言うことは常に忘れないようにしようと思ってます。そりゃ成績がいい方がいいですし、それを目指すのは大事ですけど、あくまで中学受験を通じて子供、家族が成長することが一番の目的であることを忘れずにいたいなぁと思っています。宿題をやることや、コースを一個でも上にすること、公式を一つでも覚えると言うことではなく、受験勉強を通じて自己学習をする習慣を身につけること、努力が少しでも報われると言う達成感を通じて自己肯定感を上げることなんかを目標にして受験勉強に向かっていきたいなと思ってます。

 

そんな気持ちを持っていれば

 

我が子の昨日のマンスリーテストの解答用紙を見ても笑ってられますよ・・・

(算数の大問1がボロボロなのを涙目で見ながら)

 

 

結局中学受験は算数か

 私は算数・数学が得意でした(突然すみません)。

 

中学受験はしていませんが、高校受験の時は数学が模試の成績を引っ張ってくれていたように記憶しています。

 

数学が得意な者からの感覚なのですが、問題をみると大体

 

「あのパターンの問題だな。」とか、

「こう言うひっかけをしてきそうな問題だな。」とか言うのが何となく思い浮かんで問題を解き始めていきますし、見た事ない問題でもあれやこれやと手を動かして強引に解こうとしてました。少なくとも白紙の解答用紙を出すと言うことはありませんでした。

 

ですが、この考え方はうちの子供には伝わりませんでした。解き方なんかも教えてみるのですが、あまりに感覚的な話だったので、伝わりにくかったと思います。そもそもなんでそんな考え方に至るのかが分からない、という感じでしょう。

 

お姉ちゃんの受験勉強を経て思うのは

 

やっぱり中学受験は算数がほとんどかな

 

ただ、これは算数だけやればいいというわけではもちろんないです。

 

おそらくなんですが、算数ができる子は毎回同じくらい(多少の変動はあるとしても)できるんだと思います。そして算数ができない子は毎回できないように思います。

 

算数の成績は、その子の学力をそのまま素直に表すことが多い

 

と感覚的にですが感じています。だからこそ、算数1教科の受験を色んな学校がやっているんじゃないかなと思います(もちろん他にも色々理由や蓄積されたデータがあるのでしょう)。

 

でもそれは

算数だけをやっていれば中学受験は大丈夫と言う意味ではない

とも思います。

 

多分学力って勉強量に比例するものではない(残酷ですが)です。

 

ある程度までは相関するのでしょうが、そこからはプラトーに達する、そんな感じかなと思っています。黒木先生はあるところから急激に伸びると言ってますし、そうなのかもしれませんが、多分ほとんどの小学生はそこに到達する前に受験が終わると思います。大人になって算数の問題を見てなんとなくできるのはそう言うことではないかなと感じます。

 

実際妹ちゃんはかなり頑張っていますが、多少はまともになりましたが偏差値はなかなか上がりません(努力が足りないという指摘はなしで・・・)。

 

お姉ちゃんの中学受験は勉強量でいうと国語:算数:理科:社会が大体

1:5:2:2

正確ではないと思いますが、こんな感じだったと思います。もっと算数が多かったかもしれません。

 

お姉ちゃんの算数の偏差値は45〜50くらいを推移していました。やり方に改善の余地はあったでしょうが、算数の学習時間をもっと増やしてもあまり変わらなかっただろうなと思いますし、もう少し減らしても変わらなかったのでは、と思っています。むしろ算数の割合を増やしたら理科社会の成績が落ちて、4教科の総合点は下がってしまったのではないかと思います。

 

算数は大事なんでしょうが、おそらく努力を重ねてもその子が中学受験本番までに到達できる学力には限界がある、そんな気がします。なので、算数は大事なんでしょうが、それにこだわると失敗するので他の教科も満遍なく勉強することが大事だと思います。

 

・・・なんか書いてきて自分でも言いたいことがよく分からなくなりました。

 

要は

 

算数が大事だけど、それを追い求めて負担を増やしすぎると子供も潰れるし、効率も悪いのでバランスよくやっていこうね

 

 

ということです。私は教育の専門家でもない、ただの会社員パパですので、読んで腑に落ちないところがあっても勘弁してくださいm(_ _)m

 

 

受験勉強の勉強

 

時々受験関係の本を読んでいます。親も受験勉強の勉強をして、子供のためになろうという気持ちです。

 

 

 

 

昨日この本が目に止まり、購入して読みました。

まだ半分くらいしか読んでないのですが、

 

まあ父親はそこまで熱心にならないほうがいいんだろうなぁ(遠い目)

 

ということを改めて考えました。

お姉ちゃんの受験勉強は父親が計画を立てて娘が実行するという方針でやっていました。

 

happy-chuju-life.hatenablog.com

 今思っても、これがそこまで間違っていたとは思わない(思いたくない)のですが、やはり父親が介入するとどうしても根性論とか、押し付けとか出てきてしまうなと感じます。娘でもありますし、お母さんが寄り添ったほうがやはりよさそうです。お母さんのほうが娘のことをよく見ていますし。

 

また会社でよくやるPDCAサイクルとか、結果を求めるための行動などというものを考えてしまい、こういう考え方は会社という組織の中では合理的なのでしょうが、子育てにはあまりいい方向に働かない(PDCAで成績が上がるなら苦労ないですよ)なと、当時から感じていました。それでももう始まってしまったものを修正することもできずそのまま受験まで突入してしまいましたが、妹ちゃんのときはどうしようか・・・と今から悩んでいます。

 

お父さんはムードメーカーに徹したほうがいいのかもしれません。お母さんの方が子供の勉強に寄り添ったりするのは向いてるだろうことは間違いない話で、基本的にお母さんに受験勉強の進行のイニシアチブは持たせたほうが良さそうです。お父さんがそこに介入してしまった場合、夫婦で子供を追い詰めてしまうようなことにもなりかねないかなと懸念します。

 

実際お姉ちゃんのときは私が指揮を取りましたが、お母さんは一切お姉ちゃんの勉強に口出しはせず、お姉ちゃんのフォローに回っていました(妹の勉強を見ていたので余裕がなかったのかもしれませんが)。それについてはお母さんに感謝しています。

 

夫婦のどちらかが勉強の管理をして、片方は一切関わらずに子供をおだてたり、また愚痴を聞いてあげたり、そんなフォロー役に回った方が良さそうです。そして私もフォロー役に回ってる方が精神衛生上おだやかに仕事に集中できそうです。

 

お姉ちゃんは不公平だ(私もお母さんに管理してもらいたかった)と思うかもしれませんが、それについては正直に説明して理解してもらうことにします。

 

今の所我が家の妹ちゃんについては小6になってもお母さんに勉強の管理をしてもらおうと、自分の中で勝手に決めた日曜の午後でした。

 

基礎トレ

お姉ちゃんは小5のときにあまりやっていませんでしたが、妹ちゃんは今の所毎日基礎トレをやっています。

 

大体寝る前に最後の一踏ん張りでやりことがおおいのですが、なかなか満点がとれません・・・。ホントは朝やったほうがいいんでしょうが、妹ちゃんは完全に朝寝坊型の人間です(そこは遺伝子なくてよかったのに)。

 

基礎トレの問題、私が見る限りはそんなに難しい問題や複雑な計算問題だったりという印象はしないんですが、どうしても1−2問計算ミスをしてしまいます。

 

このあたりの計算ミスをどうすればなくすことができるんだろうかとずっと考えているのですが、どうにも解決策が見つからず・・・。

 

また、妹ちゃんはとにかく問題の解き方が雑です。

 

ママが問題の解説をしているときに

「あ!しまった!」

みたいな声を何度聞いたことか・・・。

 

いっそのこと

 

基礎トレ満点だったら○○円

 

みたいな感じにしたほうが張り合いでるんだろうか、なんて考えてしまいます。

まあそれをするとご褒美がだんだんエスカレートしていき私の小遣いがなくなってしまいそうですが・・・。

 

でも一度やってみようかな。満点取りたくてゆっくり解くようになるかもしれないですし。

 

今日は一日家でじっくり明後日のテストの勉強をしていました。

少しでも努力の成果が出ますように。

 

 

 

習い事いつまで続けるか

お姉ちゃんはピアノを習っていましたが、小6になって中断しました。

 

やはり塾が忙しくなりそうだったのと、コロナの関係もあり、ちょうどいい一区切りかなとおもっていました。その後は塾と学校の繰り返しという生活(途中休校期間がありましたが)という、はたから見ると少しさみしい1年間の生活でした。中学受験をする家族からすれば当たり前のことでしょうが、あとから振り返ってみるとどうだったんだろうなと思ってしまいます。別にピアノをそこまで真剣にやっていたというわけではありませんが・・・。

 

自分は小学校のとき野球をやっていました。これもまたそこまで真剣にやっていたというものでもないですし、プロ野球選手を目指すなんて世界とは全く無縁でしたけど、それでもたくさんの楽しい思い出はできましたし、色々自分の人生の糧になっているものはあるかと思っています。

 

中学受験のあるあるとして、

 

スポーツに打ち込んでいた少年(少女)は最後の追い込みがすごい

 

ということをよく聞きます。また合格体験記を読むと、小6まで野球やサッカーなんかを続けそこから切り替えて勉強を頑張って第一希望の有名中に合格したというエピソードなんかもちらほら目にします。

 

スポーツや、なにかのめりこむものがあることで、根性が身につくということもあるでしょう。あとはそういった打ち込むものがある人はなにかに取り組むときの集中力が違うのだろうなとも思います。また、もともと地頭がよくてスポーツから勉強に切り替えた途端に実力が伸びるということもあるのでしょうか。とにかく何かそういう打ち込むものがあった子はメリハリがしっかりつけられる子であることが多いのでしょう。

 

習い事やスポーツが将来の仕事につながるということは大多数の人はないと思いますが、そこで身につけた考え方、価値観などは必ず将来の役に立つと思います。

 

チームスポーツから学ぶ協調性やチームワークの大切さ、一つのことを反復練習する根性などは社会にでても必ず役に立つ礎みたいなものになるのだろうなと思います。

 

やはり小6になると塾と習い事の両立は難しいとは思いますが、可能な限り勉強以外の様々な経験を積んでおくべきだろうなと思います。

 

妹ちゃんは一つ習い事をやっていますが、なかなか本格的なものでこれは可能な限り続けてもらいたいなと今は思っています。ただ最近偏差値が落ちてきているのと、習い事で疲れて勉強に支障が出ている(さっきと言ってることが違いますが)感じがあり、どこまで続けるか・・・。妹ちゃんが休みたいと言うまでは続けようかなと思います。

 

・・・大逆転中学受験の布石になるといいなぁ。

 

次女の志望校 姉妹で同じ進学先?

今のところ妹ちゃんはまだ志望校が決まっていません。

 

これからいくつかの学校を見に行ってみて、相談して目標を一つ決められたらなと思っています。

 

先日仕事が早く終わって帰宅したところ、家にはお姉ちゃんが一人でした。お姉ちゃんは近く中間試験(懐かしい響きです)があるため、試験勉強をリビングでしていました。

 

私はリビングのソファで本を読んでいたのですが、そこでお姉ちゃんと色々話をしました。

 

その中でお姉ちゃんが言ったこと

 

「妹は私と同じ学校を受けるのかな?」

 

正直まだ分からないので、分からないとしか答えませんでしたが、お姉ちゃんからしたら妹が同じ学校に来るというのはどういう心情なんでしょう?

 

親としては姉妹が同じ中高一貫校に通うのは良いことだと思っています。それぞれに合う校風というのはあるでしょうが、同じ学校に通わせるということは、ある意味教育を与える側としては平等でありますし、学校のイベント(運動会とか文化祭とか)なんかも同じ日にあるわけで親も便利というか合理的というか。またお姉ちゃんが通ってるのでその学校のことをある程度理解できていますから、妹が入学してもその対応には苦労しなさそうです。そして、お姉ちゃんが通学している学校は私は個人的に校風をすごく気に入っている(今のところお姉ちゃんも学校が好きだと言っています)ので、妹もそこで全然構わない、むしろ(入れてくれるなら)大歓迎です。

 

ただ、お姉ちゃんからしたらどうなのかなぁとふと思いました。別にお姉ちゃんは妹のことを嫌いとかそう言うことはないと思いますが、思春期、自分だけの世界や環境というものが欲しいものかもしれません。あまり学校の世界に妹が入って欲しくないと言う気持ちがあるのかもなと思っています。実際には私も弟がいますが、弟が同じ高校に来ると言うことになったら少し考えてしまうところでした(結局別の学校でしたが)。

 

お姉ちゃんはあまり本心を深く話すことはない(自分で飲み込んでしまう)ところがあるので、そこで話は終わってしまいましたが、妹ちゃんの志望校を決める際にこれは一つポイントになるものなのかもしれないなぁと思いました。基本的にはお姉ちゃんの時と同様に親が何校か提示して妹ちゃんの希望を尊重するスタイルにしようとは思っていますが・・。

 

兄弟で同じ一貫校に進む割合ってどのくらいなんでしょう?

 

親になってこんなことにまで気をつかうんだなぁと色々気づかされました。

 

とにかく今はいろんな選択肢が取れるように、勉強に励むことですね。