シアワセな家族のカタチ

2021年、2023年に娘二人の中学受験を経験したアラフィフパパです。日々の思い出や考えを記録していきます。

中学受験の教科書 ②

 

happy-chuju-life.hatenablog.com

 

私が読んでためになった中学受験の教科書(参考書や問題集ではないです)

つづいての中学受験の教科書は

 

 

 です。タイトル通り、中学受験を決めたご家族の親がまず読むといい本です。

 

表紙の絵のお父さんの表情が何を意味しているのかよく分かりませんが、多分エリートパパとお嬢様のママに育てられたおぼっちゃまの中学受験というイメージなんでしょうか。

 

これは前回紹介した本とは違って、タイトル通り、ここ最近の中学受験事情、子供への接し方や志望校・塾の選び方などの、中学受験ハウツーが豊富に盛り込まれています。

 

印象に残った言葉を2つ

 

・「我が子に合う学校はおそらく存在しない」

深い言葉だなぁと思います。今まで我が子に合う校風の学校を一生懸命探してきたというご家族も多いと思いますが、そういった行動や志望校選びを否定しているわけではないと思います。

 子供が徐々にその学校の色に馴染んでいく、染まっていくわけであり、決して学校がその子に合った教育をしてくれるわけではない、子供はまだ未完成の状況であり、どういった子どもたちにしようとその学校が思っているかを見て学校を選んだほうがいい、みたいなことなのかなと私は捉えました。

 

 

・「全敗は親のせい」

 

ホントその通りです。子供はまだ12歳、第一志望校を目標とすることで精一杯で、それ以外の学校のことなどを考えられる余裕のある子供は少ないでしょう。

第一志望は子供の希望を尊重するのがいいと思います(あまりに偏差値が届いていない、親の希望とかけ離れすぎているならば考えものですが)。ただ、それ以外の受験校については、親が責任を持って管理すべきだと思います。

 

そこで親が変な見栄を出して

「偏差値〇〇以下の所なんて行かせられない」

とか

「〇〇に通ってるなんて恥ずかしくて言えない」

などと訳のわからないことを言い出して無理して受験した中学全て不合格なんてなったら、

 

その子壊れちゃいますよ

 

12歳の子供が受ける不合格のダメージはものすごく大きいです

 

(したくなかったですが体験済み)。

 

自分で決めた学校の不合格ならまだ乗り越えられるでしょうが、何校も余計な不合格を受けてしまうことにならないように、親は用意周到にするべきです。

 

この本を読めば中学受験事情、親の心構えがだいたい分かると思います。