シアワセな家族のカタチ

2021年、2023年に娘二人の中学受験を経験したアラフィフパパです。日々の思い出や考えを記録していきます。

翼の翼

 

 

本日2月の勝者15巻が発売されました。

もちろん購入したのですが、その前に一度読んでみたいなと思っていた

翼の翼

を読みました。

あまり私は活字本を読む習慣がない(典型的な理系脳です)のですが、

面白かったので1日で読破してしまいました。

 

以下感想です。極力ネタバレはしないようにしますが、気になる人は読まないでください、

 

 

 

 

こういう本を読んでいたりしていたので、多分こんな感じの話なんだろうなと思って読みだしたのですが、大体話としては予想していた通りでした。

 

 

親が知らぬ間に子供が成長していることに驚くことは多いですが、その影ではいい成績を親に見せて喜ばせたい、悪い成績をとって怒られたくない、そういう風に親のために勉強している部分も子供にはあると思います。だからこそ親の受験への過剰な介入は子供にとってはよくないのでしょう(そうはいっても介入しないわけにもいきませんが)。

 

それが極まって翼一家は崩壊の危機を迎えてしまいました。

 

多分、ここまでとは言わないまでも、似たような状況に追い込まれたご家庭って多いだろうなって思います。我が家もお姉ちゃんに勉強を無理強いしてしまったところはありました。今は深く反省しています。

 

親が進むべき道を決めてしまうこと、人生の生き方を決めてしまうことはきっと子供にとっては負担でしかないかもしれません。それくらい小学生にとっては親の存在は絶対ですし、親の笑顔を見るために頑張るものですから。そして意外と親がそのことに気づいていることが少ないように思えます。

 

翼の父親の最大の過ちは

 

親の希望を子供に無理やり選択させた

ことだと思います。これは親の言い訳でしかないと思います。

子供が選んだということが大事とは言え、それ以外選べない状況に追い込んで選ばせるというのはこれはもう虐待と言ってもいいくらいだと思います。今後私もこういうことだけはしないようにしようとは思っています。

 

・・・とは言えやはり小学生が自分の意志で中学受験勉強に挑むようになるのは難しいですよね。翼は最後の最後に「本物の受験生」になれました。ただ、現実の世界でこれを待ってると

 

大多数の子供は本気にならないまま受験が終わってしまう

だろうなとも思います。

 

でも、それくらいのほうが健全な中学受験なのかもしれませんね。やっぱり今の中学受験は子供には負担が大きすぎると思います。そんなに将来のことを考えて中学選べるお子様なんていませんよね。中学受験するのは良いとして、自分らしさを失わない中で到達する範囲で希望する学校に行ければいいんじゃない?なんて思います。少なくとも私は妹ちゃんに「こうするべき」だとかは言わないと決めました。夏以降また考え変わるかもしれませんが(笑)。

 

大学受験は親の介入はほとんどありませんし、親がやれって言ったって無意味です。子が自分で考え、自分で進む道を決めるものですから、その時のために中学受験で燃え尽きさせるのだけはやめようと強く思いました(別に大学受験しなきゃいけないとも思いませんが)。

 

・・・さて、これから2月の勝者15巻を読みます!