シアワセな家族のカタチ

2021年、2023年に娘二人の中学受験を経験したアラフィフパパです。日々の思い出や考えを記録していきます。

前回の更新からだいぶ日が経ってしまいました。

 

仕事が忙しいとか特別な理由があったわけではありません。

 

もう中学受験が終わって4ヶ月

 

単純に受験絡みで書くことがありません

 

ブログ村SAPIXカテゴリーに入ってるので何か中学受験に関係した記事でないとまずいかなあと思うと何を書けばいいのか・・・。

 

そんなことを思っていたのですが、ちょうどいいことに2月の勝者18巻が発売されましたのでそれを読んで感じたことを書こうかと思います。

 

ということは、以下内容ネタバレする部分がありますので、ご注意ください。

(読みたくない場合はここで引き返してください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎回読むたびに号泣してしまうので、家族が寝静まったあと、リビングで一人読み始めました。

 

案の定 

大号泣でした

 

泣いたポイントはほぼ皆さんと一緒だと思います。

 

私の涙腺を最も刺激したのは

 

まるみの

 

もう一回とか本当にないの?

 

それに対して母が言った

 

この深い傷も頑張った人にしか与えられない勲章なのだ

 

です。

 

まるみは本当に頑張りました。自ら憧れの学校を見つけ、そこに向けて遠い道のりだったとしても諦めずに必死の思いで頑張ってきた。本当に心からその学校に行きたいという気持ちと、自分自身全力で頑張ってきて、そこに行けると信じていたからこそ、やりきったとか悔いはないとか言う前に「もう一回」という言葉がでてきたんじゃないかなと私は思っています。

 

そして、親もその気持ちを汲み取り、娘が本当に頑張ってきたということを目の当たりにしているからこそ、不合格のことを「傷」と表現できたのだと思います。傷がついたということを親が認めた。これがすごく大切なことです。

 

中学受験で不合格が子供に与える傷は想像以上に深いと考えています。

 

幸い次女は不合格なく中学受験を終了しましたが、長女は第一志望に不合格でした。

 

まるみほど第一志望の学校に憧れていたわけでもありません(と思う)し、まるみほど努力を積み重ねたようにも見えませんでしたが、不合格を目の当たりにした長女はやはりそれなりの大きな傷を負ったのだと思います。

 

私達にはその傷を勲章だと考えることができませんでした。初めての挫折を味わった娘に対して、もちろん「努力は無駄じゃないんだよ」みたいなことは言いましたが、時間がその傷を癒やしてくれるのを待っていたように思います。

 

いまでも長女は中学受験に良い思いを持っていません。もしかして、あのとき傷のことを勲章だと褒め称えることができたならば、もう少し違う感情を中学受験に持つようになったかもしれないと思うと、長女には申し訳ないなと考えてしまいます。

 

受験で傷を受けるお子様は多いです。第一志望に3割しか受からないのですから、単純計算では7割以上の子は不合格を体験するということになります。

 

親としては不要な傷を子に与えることのないようにしてほしいと思います。チャレンジ受験、さらに上を目指す受験というのもいいですが、それが本当に子供が望んでいることなのか、親のエゴになっていないかはしっかりと考えて頂きたいなと思います。

 

まるみの「傷」は自分が選んで、精一杯努力した結果としてついた傷ですし、親もそれをしっかりと称えているのですから、きっと大丈夫なはずです。吉祥女子は受かると思ってたのですが・・・。発表のあとの夜、月を見てまるみがどういう行動を起こすのか、19巻を楽しみにしたいと思います。

 

そしてそんな傷を負った長女ですが、

 

現在では明るく「推しの子」に夢中になっているところをみると

だいぶ傷が癒えてきているなと嬉しいような複雑な心境です(笑)。