シアワセな家族のカタチ

2021年、2023年に娘二人の中学受験を経験したアラフィフパパです。日々の思い出や考えを記録していきます。

入試問題やってみた 〜洗足学園〜

 

happy-chuju-life.hatenablog.com

今回は洗足学園にしました。

なんでこの学校が女子新御三家に入ってないんだろうと不思議だったんですが、

神奈川県の学校だったんですね。

 

知識不足で恥ずかしい限りです・・。この学校、興味深いのはHPに問題と解答のみならず、問題ごとの正答率や講評、解説も書かれています。なんか模試みたいな感じでした。

なお、今回から

方程式も使ってはいけない(なるべく)

というルールに変更しました。なんとなくですが算数のやり方で解くほうが

頭が柔らかくなる

気がするからです。

 

それでは・・・

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結果は、よくできたほうだと思いますが、

この学校難しいなぁ

とひたすら思いました。

 

感想戦です。

 

大問2 (学校いわく一行問題標準)

小問集合です。(3)と(4)ができればバンザイ、と思いました。

(3)は20%安い値段で同じ金額だったから、25%(=4冊)多く買えたのだということがわかれば、花子さんの買ったノートの冊数がわかりますが、なかなか難しいのかもしれません。

(4)も典型題(線分を延長して相似を作る)だと思いますが、女の子は苦手なんでしょうね。

 

大問3 (学校いわく一行問題応用)

(2)以外は取り組みにくい問題で難しかっただろうな・・・と思ったら(2)の正答率が一番低いんですね。

 

(2)前提の文章がすごく読みにくいんでしょうか。さらに3杯入れたとか、状況を把握しにくい問題文になっていて、そこが難しいんだろうなと思いました。

(3)→こういうのは男の子は得意そうです。自分で法則を作ってしまえればあとは計算問題になりますが、ところどころ煩雑な計算になるので、計算ミスが多そうです。解き方の説明もしにくいでしょうか。

(4)→問題文が長くて、状況を把握するのが一番むずかしい問題でした。方程式を使わないで解くようにしましたが、多分これ方程式でやったら文字をすごい使うことになってパンクしたと思います。花子さんの速度を出せたかどうかが鍵だったと思います。

 

 

大問4

 なんか大問3(4)と同じような問題なので、?と最初は思いました。でも、これも難しいです。正確なダイアグラムが書けるか(ポストと図書館の位置関係とか)どうか、かけたとしても、そこから分かることを自分で考えなくてはならない、難しい問題だと思いました。多分これも方程式では煩雑な計算になりそうです。

 

 

大問5

あまり設問ごとに繋がりはないように思いました。偉そうですが、話としては興味深かったので、もっと問題が面白ければ・・・と思ってしまいました。

(間違った負け惜しみです、ほんとスミマセン)

(3)は多分自分の解き方は違うなと思っていましたが、講評でもこういう間違いをする人が多かったと書かれていて、顔から火が出ました。

終わってから思ったんですが、

ゴリ押しで出せたなこれ

2/5 <○<3/7を分母8から増やしていって、うまく既約分数ができる○を見つければいいのだなと。そうすると分母12にしたところで、

4.8/12<○<5.1/12  となり○=5/12となることがわかります。この解き方で点数をくれるかはしりませんが。 

(3)は正答率5%くらいだったので、できなくていい問題とは思います。

 

印象として、すごく論理的に物事を考えられるお子様を求めてるのかなと感じました。かなり理系的な頭が必要です。ただそれはひらめきとかセンスとかではなくて、長い問題文から情報を抽出して、必要な値を求めるためにどうすればよいかを考える、将来理系に進むのに大切な能力です。

普通の女子の中学受験生にはなかなかハードルが高い問題のように感じました。またしっかり解き方を書くと

50分じゃ足らないよ

というお子様が多いかもしれません。どこまで詳しく解き方を書くと良いんでしょうか?

(今回は特別丁寧に書いてみました)

 

この学校に進まれるお子さんは将来素敵な理系専門職に就くことが約束される(大げさですね)、そんな入試問題に感じました。私にとっては非常に魅力的な学校(受かったなら是非とも妹ちゃんに行かせたい)と思わせてくれる入試問題でした。