長女 受験を振り返って④ 〜模試の扱い方〜
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6年生になると模試が毎月1〜2回行われます。
オープン模試であったり、復習型の模試であったり、志望校別判定模試であったり色々です。
模試の結果に一喜一憂しない方がいい。とはよく言われますが、そんなことできるご両親はほとんどいないんじゃないでしょうか?我が家も模試の結果が出る日はなんとなくソワソワしてしまっていました。結果が思ったより良かったときなんかはアドレナリンが全開で出てしまうくらい嬉しかったですし、悪かったときなんかはその日一日どんよりとした雰囲気がでてしまうものでした。
私は最初の頃、模試は全ての問題ができなくてはならないと思っていましたが、だんだんと考えが違うと言うことに気付きました。
正答率が60%以上の問題を間違えずにしっかりと丁寧にやる、もしそれが全問正解ならそれだけで偏差値はSAPIXでも50に行くんだと言うことを知ってから、そしてSAPIXで偏差値50あればかなり難度の高い学校に行けると言う事に気付いてから(遅いですね)
みんなができる問題を自分もできればそれだけである程度の成績はいくんだよ。難しい問題なんてできる必要ないんだよ。
と言うことをわからせる事に配慮するようになりました。実際正解率のついた答案を一緒に見て、50%以上の問題を全て点数足して見せたりすると、納得してくれます。
また一緒に大答率50−60%くらいの問題を見てみると、基礎トレレベルだったり、これくらいなら出来そうだと言う風に思える問題ばかりだと言うことも気付いてもらえました。実際やり直してみればあっさり解けてしまうことも多かったです。
なので、全問正解とは言わなくても、こう言う問題をポロポロ落とすようだと厳しいだろうなと。そしておそらくここをしっかりと取れるかどうかと言うのがよく言われる
基礎力
と言うものなんだろうなと思います。模試をみると正答率数%(一番凄いので0%があった)と言う問題が数問模試に紛れ込んでますが、これはうちの娘のための問題ではなく、御三家とかを目指すような優秀な方々のための問題なんだと思うようにしました。
娘にはよく、
模試本番は計算問題と一行問題と各大問の(1)をしっかりやるようにしなさい。
と言うことを伝えてみました。なかなか上手く実践出来ませんでしたし、基礎問題もやはり何問も落としてしまう状況でしたけど・・・。
妹ちゃんもつい昨日マンスリーテストを受けましたが、同じようなことを伝えています。
ただ、それは点数をとるためのやり方で、基礎力を身に付ける方法は別なんですよね〜。どうしたら基礎力を徹底的に磨けるんでしょう。
とにかく基礎トレと、テキストの基本問題を徹底反復ですかね。
なんか算数の話ばかりになってしまいましたが、模試の結果については少なくとも怒ることは絶対にしないと心に誓って、それは遂行できたと思っています。むしろ最後の方は子供と一緒にふざけながら結果を見られるくらいにはリラックス(達観?)して結果発表を迎えられていました。
長女 受験を振り返って③ 〜買った参考書〜
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私が受験勉強の監督をするようになった当初、思っていたのですが
SAPIXのテキストって少し解説が少ない気がする・・・
授業がされていればこれで良かったのかなと思うんですが、当時は塾も休校であり、テキストの自己学習(途中から動画が提供されました)であったため、これでは難しいのではないか?と思い、何かわかりやすい問題集をやらせたほうがいいかもしれない。そう思って色々調べました。
皆さんの評判が良かったので、買ってお姉ちゃんにやらせました。テスト形式(50問)×2という構成で、まずは試しに50問をやらせてみました。私も試しにやってみましたが、私には基本的な問題が各分野からアトランダムに出されている感じで、これならできるかな?と思っていたのですが、実際は6割程度しかできず(4月頃)、思ったより難しいんだなとちょっと驚いた(がっかりした)記憶があります。
解説が丁寧に書いてあるので、お姉ちゃんも読みながら復習をすることが出来ました。休校期間中に合計100問をもう間違えないくらいまで復習してもらいました。
理科の計算問題に関して夏までにできる限りマスターしたほうがいいとSAPIXの先生がおっしゃっていたので、何とかしたかったのですが、いかんせんSAPIXのテキストが難しくて、どうしようかと思ったときに見つけました。
解説も丁寧でしたし、難易度が適度であったので、特別難しい問題をだすような学校を受験する予定の無かった我が家にはちょうどよかったと思います。
夏までに3回やり直し、受験直前に見直しで1度ざっとやりました。
ただ最後はちょっと簡単すぎたかもしれません。
SAPIX関係ではない問題集として我が家ではこの2冊を買いました。
どちらも素晴らしい書籍だと思うのですが、妹ちゃんの時はどうしようか悩んでいます(おそらく買わないと思っています)。
解き方や解説がSAPIXのやり方と若干違うように思えたからです。
基本的には一緒なのでしょうが、微妙な言い方とか、ニュアンスとか子供が読むと
「SAPIXと違う!」と混乱してしまうのではないか、そんな懸念がありました。実際お姉ちゃんも少し首をかしげながらやっていました。(分かったようなことは言ってましたが)
SAPIXのテキストは少し解説が少なく感じてしまうのですが、基本的に授業でしっかりと説明してくれる(はず)でしょうし、それを基に自宅で学習するならあれやこれやとやらずにテキストに全てを任せるということが大切だと今は思っています。あとは直前にまとめをやり直せるようにしっかりと大事なところをまとめて整理しておくことでしょうか。これも非常に大変ですけど。
妹ちゃんの時はあまり問題集は買わずにSAPIXのテキストをしっかりと理解できるまでやらせる方向にしようと思います。
俺の学校訪問 ⑤ 広尾学園
Google earthでやれば良かったんじゃないかという疑問が頭を巡ってしまうのですが、
実物を見ることが大事と言い聞かせて続けようと思っている個人的学校訪問
5校目は広尾学園にしました。
ただ、とっても道は簡単でした。
もう学校です。迷いようがありません。建物の感じは開智日本橋学園と同じようです。
駅から200mくらいでしょうか?
駅から近いというのはそれだけで魅力的に思えてしまいます。
正門でしょうか。大企業の社屋みたいです。
ちゃんと信号も「広尾学園前」でした。
裏側に回ったところ 手前建物屋上がグラウンドでしょうか。
一周してみた範囲では「校庭」と言えるようなところはありません。テラス的な感じでした。
どこかの大使館
中学校でイメージするような校門があって、校庭があって・・・という感じはなく、洗練された最新型の学校という印象を受けました。場所もものすごいところにありますし、私は田舎の公立中学校だったので、こういったところで中学校生活を送るということが全くイメージ付きませんでした・・・。素敵な学生生活を送れそうです。
広尾に来たので、東京女学館も訪問したのですが(麻布中学は受験できないので割愛)、その通学路も本当にすごかったです。それはまた後日。
長女 受験を振り返って② 〜勉強の仕方〜
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我が家の中学受験は父が一週間のスケジュールを決めてお姉ちゃんがその通りに遂行するという受験勉強スタイルでした。私の思いつきに従ってくれたママには感謝しきれません。
正直、最初のうちは面白がってスケジュールを組んでいた(あまりテキストの中身も理解せずにやってしまうほど無責任・・)のですが、9月頃からははっきりとスケジュールを組むことがプレッシャーになってしまっていました。
我が家の誰も思っていないでしょうが、やっぱりこれで受験が上手く行かなかったら、というプレッシャーみたいなものを強く感じていたのでしょう。
「誰か私が作成したスケジュールを添削してくれ!」
という気持ちでした。
第一志望校が不合格であったことを知った時、
「自分の組んだスケジュールや勉強のやらせ方がまずかったのかもしれない・・・」
と娘に対して本当に申し訳なく思ってしまいました。受験の素人である私が中途半端に関わったことでお姉ちゃんの第一志望校を不合格にさせてしまったのかもしれないという、罪悪感とまでは言いませんが、バツの悪い感じを数日間抱いていました。
もう一つ、親がここまで管理して受験勉強をさせたということに対しての懸念点として、
子供の自主的な学習に取り組む習慣を全く育てることが出来なかった
ということを痛感しました。
当初私もどれくらいの分量を1週間のスケジュールに落とし込めばよいのか分からなかったため、またコロナで休校期間だったこともあり、かなり楽に一日のスケジュールが終わったりすることもありました。そうするとお姉ちゃんは、そこでやることが終わったということで、勉強をそれ以上しなくなってしまうのです。もちろん「終わって時間が余ったら自分でやることを考えてやるように」とは伝えるのですが、やはりそこは子供で、
「言われたことが終わったんだからもういいでしょ!」
みたいな気持ちになってしまうのでしょう。あまり自分から何かを取組むということはなくなってしまいました(昔から自主的にはやりませんでしたが)。ママがやることを付け足そうとしても怒ってしまう。
受験勉強としては効率的でも(そうでもないか)、本人の人間的な成長を求めるやり方ではなかったなと今は反省しています。
このことは夏の時点で気づいていたのですが、この時点で子供の自主性に任せるということはどうしてもハイリスクであると思えてしまいました。自主性に任せて勉強を全くしなかったらどうしよう、みたいな感じです。それが怖くて結局親が勉強計画を立ててしまうと言う有様でした。子供を信じきれていなかったのかもしれません。
今のところは妹ちゃんも6年生になったらパパが勉強計画を立てると言うことになっています(ママ公認)が、少し我慢して妹ちゃんに自分でやらせてみようかなと今は思っています。お姉ちゃんが「ずるい!」とか言うかもしれませんが。
そのためにもまずは「目標」を妹ちゃんに持ってもらおうと、今年中に行きたい学校が決まるように行動していこうと考えています。
長女 受験を振り返って ①
駆け足でお姉ちゃんの中学受験を振り返りました。
リアルタイムでないので、その時の具体的なやり取りだとかはうまく思い出せないですし、ざっと「こんな感じで勉強しました。こんな風に考えていました。」
みたいな書き方になってしまい読んでても今ひとつ面白みがない文章だなと思いましたが、とりあえず自分の目的である
お姉ちゃんの受験の記録を少しでも残す。そしてあわよくば妹ちゃんの受験にそれを活かす
ということは達成できたかなと思ってます。
もう少し、お姉ちゃんの受験の総括をしようかなと思っていますが、
ざっくり言って
中学受験はしてよかった。SAPIXバンザイ
って今は思っています。
小学6年生、もう少ししたらお父さんはもう娘に構ってもらえなくなるでしょう、そのギリギリのところで子供と二人三脚で一つの目標に打ち込めた(別にそれが勉強じゃなくてもいいとは思っていますが)ということは非常に意義のあることだったなぁと思っています。まあお姉ちゃんは「二度とこんなに勉強するもんか!」と今は言っていますが・・・
(大学受験があるよ)
また、受験勉強に打ち込む環境、素晴らしい授業、鬼のような量で親の整理する気持ちを根こそぎ奪っていったプリントを提供してくれたSAPIXがあったからこそ、私達は中学受験を乗り切ることが出来たと非常に感謝をしています。願わくば、SS特訓で昼食友達とワイワイ食べることができたらよかったかな・・・。COVIDのせいですけど。
中学受験は年々過熱してきているということは中学受験の過去問を見ると明らかかなと思います。なんとなくですが、新しい切り口の問題をだす難関校側と、それに対応してどんどん演習を積み重ねていく塾側のイタチごっこのように感じます。これだけの膨大な知識、算数の解法などを身につけなくてはならない小学生というのは本当に大変だなと思いますし、何となく大学受験やセンター試験のあり方が変わってきているというのも理解できるように思えました。
ただ、おそらくもうしばらくは中学受験が大きく変わるということはなさそうなので、妹ちゃんにはこの膨大な知識の塊を少しでも自分のものにできるようにしてもらおうと思います。
長女 小学校卒業
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2月4日で終了したお姉ちゃんの中学受験、
2月5日からは魔法が解けたように普通の小学6年生の女の子に戻りました。
今から思い返すと、COVID-19で完全に生活リズムを狂わされて始まった6年生、学校再開しても通常の生活は送れず、まともに小学校の思い出を作ることもできずにひたすらSAPIXと自宅と学校に行ったりきたりを繰り返した生活でした。
受験終了後は、その作れなかった思い出をひたすら取り戻すべく、毎日のように友達と遊び、帰っては自宅で趣味の読書、イラストに没頭していました。(あと鬼ごっこ)
私も特別、「勉強したら?」というような声掛けはしませんでした。進学する予定の学校から課題も出されていたのですが、お姉ちゃんが真面目な性格であることは知っているので、まあどこかで間に合うようにやるだろうと、また
中学生になったら親からあれやれこれやれとは言わない
と密かに決めているので、お姉ちゃんのやりたいようにやらせていました。これに関してはまた後日考えをまとめようかなと思っています。
こんな風に、普通の小学生に戻ったお姉ちゃんは無事にその後もCOVID-19に罹患すること無く、卒業式を迎えました。
私も有休がとれたのでお姉ちゃんの晴れ姿を見ることが出来ました。
改めて驚いたのですが、子供は親が気づかないうちにどんどん大人になっていきますね。
卒業式後に校庭が開放されて、子供も親も校庭に入って、色々写真を撮る時間というのが与えられたのですが(大体父親がカメラマンになって子供たちを撮りまくる)、そこで見た友達と話してる、あるいは写真に写ろうとしているお姉ちゃんの笑顔はもう私が見てきたお姉ちゃんの顔ではありませんでした。まだ子供ですが、それでもだいぶ成長したな、と。
撮った写真を見直して、しみじみと
あぁ、こうしてだんだん大人になって自立していくんだろうな
なんて少し寂しい気持ちになってしまいました。まあとはいえまたもう一度受験勉強させたいかと思うともうゴメンですが。
お姉ちゃん、これからも頑張れ!!
長女 受験結果
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我が家の中学受験は2月4日をもって終了しました。
受験校は2月1日〜3日の午前中のみ、3校受験しました。
当日は私は仕事であったため、ママが娘の送り迎えを全て担当したので、詳しいことは分かりません。ただママも淡々と(女優になって)笑顔で娘を送り出し、迎えた時は試験のことなど聞きたかったでしょうがそれを我慢して一緒に帰ってきたのだと思います。私は当時、自分の娘が初めて迎える受験に対して、子供以上に緊張して仕事もあまり集中できずに、「ちゃんとやれてるだろうか。ひっかけ問題などにひっかからないように・・・。」など祈りながら過ごしていたのを覚えています。
その日の受験が終わってもメールで「どうだった?」などは聞きませんでした。聞いてもどうにもならないでしょうし、返事がどうであったとしてそれが合格結果に影響するものでもないでしょうし。家に帰っても「どうだった?」とは聞かず、とにかくお姉ちゃんの労をねぎらうようにしました。
2月4日の合格発表を持って、我が家の受験は終了となりましたが、結果としては
第2希望 → 合格
第1希望 → 不合格
第0希望 → 不合格
第3希望 → 未受験
でした。
私としてはお姉ちゃんが自分なりに今まで生きてきた中で一番努力して、当日も自分の力を出し切って、その上での結果でしょうから結果に対しては特別残念であるとか、そういった感情は湧きませんでした。むしろ第2希望の学校に進学が決まって、本当に良かった(個人的には第2希望の方が雰囲気とか校風が娘にあってるようにも思っていたので。あくまで第一希望は娘の意志を貫きました)と思っていたのですが・・・
第一希望の不合格を知ったときの娘の顔とその後数時間
はおそらく一生忘れることはない。とママは言っていました。私は自宅に帰って夜にお姉ちゃんとあったので、その時には少し落ち着きを取り戻していたようですが、不合格を知った時の泣き出した娘の顔は強烈に印象に残っているようです。
初めて一つの目標にここまで取り組んできて、その結果が不合格だったとき、おそらく自分を全力で否定されたような感覚を受けたのではないか、と思います。はたから見れば中学受験の結果で人生が決まるわけ無いのは明らかですし、親自身も娘の努力は分かってるし、むしろ讃えて上げたいくらいなのですが、娘が受けたショックが大きすぎて、ママもどうしていいか分からなかったと言っていました。
結局数時間ほど自分の部屋にこもって(おそらく泣いていたのでしょうか)、夜になってようやく少し落ち着きを取り戻して部屋から出てきた娘を必死で慰めたということです。
私も帰宅して夜、お姉ちゃんに
「結果は残念だったけど、今まで頑張ってきたということ、それだけでも今後の自分の人生の大きな糧になる。お姉ちゃんが頑張ってきた姿はパパもママも見てきてるから、お姉ちゃんの受験は十分成功だったと言えると思う。進む学校もとても素晴らしい学校でパパはそこに通うお姉ちゃんの姿が楽しみだ。まずはいままで色々我慢してきた分、思いっきり遊びなさい。」
みたいなことを伝えました。これがいいことだったのかは分かりません。
これでお姉ちゃんの中学受験は終わりました。2月5日からはお姉ちゃんはごく普通のそこら辺にいる、おしゃれとTikTokが好きな小学6年生に戻りました。
(鬼ごっこにあんなにハマるとは思いませんでしたけど)